特殊車両のフェリー航路
特殊車両で本州から九州、四国などへ渡る場合、経路を作成するとフェリー航路が入ることがあります。
特に関門橋などは、重量規制の関係で超重量車では陸路を選択することができずフェリーによる経路となります。
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経路作成の方法
特車申請の経路には、当然海上は含まれていません。
しかし、フェリーターミナルからフェリーターミナルにフェリーを使って移動する経路を作成する場合、その区間は交差点番号が飛んでしまい、そのまま入力すれば不連続となり経路の作成を完了することができません。
このようなときは、収録路線から10桁の番号のない未収録路線に入る直前の交差点番号の次に「999999」と入力します。
「999999」というのは、連続していない交差点番号と交差点番号を結ぶもので道路情報便覧に収録されていない道路などを接続する経路を作成するときに使います。
フェリー航路など連続していない交差点番号を結ぶ場合もこの「999999」を入力すればよいのです。
フェリー航路を含む経路作成の手順
フェリー航路を含む経路作成の手順を実際のパソコン画面の画像で説明していきます。
たとえば、次のような経路を作成したとします。
交差点番号「5135210957」が陸路1の最終交差点番号、「999999」がフェリー航路で海上、交差点番号「5134041490」が陸路2の先頭交差点番号です。
イメージとしては下記の図のようになります。
未収録入力
上記のように経路を作成し、交差点番号を入力したら未収録の路線名、交差点名を手入力します。
この入力を行わないと999999で飛ばした部分は、不連続となってしまいます。
フェリー航路の未収録の路線名・交差点名の入力方法
交差点番号入力の画面から経路チェックのボタンを押します。
未収録路線の指定の画面が開きます。※画像はクリックで大きく表示されます
交差点名称の№1は、自動入力されていますので交差点番号№2に「フェリー」と入力します。
次に路線名称を入力します。
№1、2に「海上」と入力します。
入力が完了したら登録ボタンを押します。
以上でフェリー航路の経路作成は完了です。
その他の方法
上記以外の方法でフェリー航路の経路作成をすることもできます。
一番簡単な方法は、出発地から最初のフェリーターミナルまでの経路を作成し、次のフェリーターミナルから目的地まで経路を作成する方法です。
この方法でしたら上記のような入力は不要なので経路作成は簡単です。
ただし、経路を余分に1経路(往復2経路)作成することになり審査手数料が倍になってしまいます。